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「なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日」

「なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日」 門田 隆将 著

これもまた元旦に読破。今年は元旦から人の死にまつわる本ばかり読んでいた。なぜ??

1999年山口県光市でおきた母子殺害事件の遺族、本村洋さん。かれの9年間にわたる闘いの記録が本書。

彼についてはまえからずっと気になっていた。
自分がもし、彼と同じような立場に立たされたらとおもうと、死刑廃止論なんて唱えられないとおもっていた。

でも自分だったら、長年にわたる裁判でいちばんつらく哀しいことをくりかえし延々とほじくり返されることよりも、わすれて(忘れた振りをして)穏やかに生きることを選んでしまうかもとも思っていた。

しかし彼は闘う人生を選ぶ。そして勝ち取る。

なぜここまで闘い抜いたのか。憎しみだけ?憎しみだけでひとは9年間も裁判を続けるモチベーションを維持できるのか?
ずっと気になっていたそのことの答えが、この本にかかれています。

自分よりずっと若い彼。けれど、この理不尽極まりない体験によって、ひとまわりもふたまわりも大きな人間になった。そして日本の司法制度を変えてしまった。

とにかく多くの人に読んでもらいたいと思う。

☆☆☆☆☆

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「その日のまえに」

あけましておめでとうございます。

本年も去年にましてまったりまったり更新することになると思います。
たぶんミクシイのほうがメインになると思うので、ここは個人的な「読書および観劇記録」の意味合いが強くなるとおもう。
それでさえいいかげんな内容になっている気も(汗)。
そんなんでもよろしければお付き合いの程を。

「その日のまえに」 重松清 著

本年第一弾がこれ。余命宣告にまつわる短編集。
元旦からいきなり余命宣告の話を読んでしまいました。

でも暗くもなくセンチメンタルに過ぎることもなく、おだやかに死への準備をする人々の話。

たしかに余命宣告されるということは、逝く人にとっても残された人にとっても、つらくせつないことなわけだけれど、
ある意味死への準備が出来るだけ、いい死に方なのかもとさえ思えてくる。そのぐらいおだやかな物語たちだった。

でも実際に身内が余命宣告されたわたしの経験から言えば、もっと「生きること」に執着して、本人もまわりも葛藤があったので、そのあたりが違和感をおぼえたかな。たぶん筆者の主題はそんなところにはないと思いますが。

☆☆☆

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