カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

最近読んだ本

何冊か読んだんですが、なかなか感想をアップする時間がとれず。
とりあえずさくっと列挙します。

「むかつく二人」 三谷幸喜 清水ミチコ

二人のラジオ番組を活字にしたもの。めちゃくちゃ笑えます!
この言葉の応酬をきくと、やはりこの人たち二人ともただもんじゃないぞってかんじ。
落ち込んだときにはぜひ。

☆☆☆☆

「八ヶ岳あかげら日誌」 安部譲二

安部さんといえば「懲りない面々」ですけど、これは彼が八ヶ岳に魅せられて別荘を作ってうつりすむまでのお話。もう10年ぐらい前の本ですが。
小鳥のさえずり、木々の木漏れ日が感じられるような本。もと極道、安部譲二の書いた本とは思えないぐらい。
非日常の世界に浸れますね。

☆☆☆

「あきらめないでまた明日も」 越水利江子 

「てんやく絵本ふれあい文庫」代表の岩田美津子さんの半生を描いた物語。
岩田さんは生まれつき視力が弱く、やがて子供のころの事故がもとで全盲になってしまうのですが、とても明るくて前向きな人。彼女のお母さんもそうですが、どんな境遇にあっても明るい。
母親になってからは、子供と絵本を楽しみたい一心で、日本で始めての点訳絵本を協力者とともにつくりあげ、そこから派生して、無料で点訳絵本を全国に貸し出すネットワークである「てんやく絵本ふれあい文庫」がうまれます。
いまでは全国に大勢のボランティアさんがいて、わたしたちのグループにも何人かいらっしゃる。

彼女のお母さんや彼女自身の生き方を通して、どんなときでも笑顔をわすれず明るく強く生き抜くことのたいせつさをつよく感じる。

印象的だったのはそんなあかるい彼女でも、仕事先でであった意地の悪い同僚のせいで、対人恐怖症におちいった時期があるということ。
そんな低レベルな意地悪をする人間がどうして存在するのだろうと思うのだけれど、結局はそれを上回るあたたかい人たちに支えられて、そのつらい体験を乗り越えてゆく。その姿におおいに力づけられました。

ネットワークが出来てからも郵便料金を下げるために郵政省に直談判に行ったり(しかし点訳書を利用しているのが主に親であり、こどもの大部分は視覚障害ではないから一般郵便料金をとるという当時の郵政省の頭の固さにはうんざりしました。ばかじゃないのってかんじ)、その行動力にはほんとうに頭が下がる。

先日銀座の教文館で、その「ふれあい文庫」のフェアがあったので見に行ってきたのですが(この本はそこで入手したもの)、何百という数の点訳絵本に圧倒されました。
絵本の点訳ってとても細かくて根気の要る作業なんですよねー。
でもたぶん、作っている人たちはすごく楽しくて充実した気持ちを味わっていると思います。
わたしも点訳作業好きなのでわかる。
たのしいんですよ、人の役に立つとかそういうことの前に。
そういうたくさんの人に充実した気持ちをあたえ、なおかつ目の見えない親子に点訳書を無料貸し出しする。
すごく素敵な活動だと思います。

働いても思うようにお金にならなかったり、うんざりしたりつらかったりしたときに、彼女のことを思い出してがんばりたい。

☆☆☆☆☆

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「ほんとうの環境問題」

「ほんとうの環境問題」 池田 清彦 養老 孟司 著

たまにはこういう本も読むのですよ。
スケールの大きな問題なので、感想をまとめにくいのですが(汗)。

いま世界中で問題になっている地球温暖化問題。そしてその防止のためにCO2削減。
そのためにわたしたちは、日々ごみの分別をしたりエコバッグを持っていったりと瑣末な努力を重ねているわけです。

でもこの本を読むとそういった問題は、たとえば排出権取引などの政治的な利害がからんだ問題だということがわかる。
そして、「おひとよしな」日本は、外国のいうなりにどんどんCO2排出量の削減目標を上げられて、しかも日本の省エネ技術はもともと進んでいるからこれ以上の省エネはむずかしくて、結局はお金をだして排出権取引をしなければならないと。(もうすでに毎年大赤字なのに…)

そもそも長い目で見たら、ほんとうに地球は温暖化しているのかどうかはわからないし(科学者でも意見が割れているというのは、以前に聞いたことがあったので知っていた)、たとえ温暖化していたとしても、世間で言われているような海面上昇だとか病気蔓延だとかはあまり根拠がない、あるいはたいした問題ではないという。
さらに少子化にしたって、人口は増加しないほうが消費エネルギーだって少なくてすむのだから問題はないと(これについてはちょっと乱暴な意見では?とおもうけど)。

ともかく、この本を読んで思ったことは、石油は必ず枯渇するし(代替エネルギーも、どのみちエントロピーがでるなど別の問題を生んだりすると養老さんはいう)、日本の食料自給率は低いし(そして廃棄率は高いし)、ごみも増え続けているのだからそれらを何とかしなきゃいけないということ。
そしてとりあえず私たちにできることは、便利さに慣れすぎた自分のからだを鍛えるために、冷暖房を最小限にして、余分なエネルギーを使わなくてすむようにするとか、食事は必要量だけを用意し、のこさずちゃんと食べるとか、そういうことではないかとおもった。
ごみの出し方についてはリサイクルすればいいというものでもないみたいですが(アルミ缶のリサイクルは有効らしいけど、ペットボトルは生ごみと一緒に燃やすほうがいいらしい)、とりあえず自治体の決まりに従うしかないし。

あとはもっと知識を身につけて、選挙の時には環境対策に真剣に取り組むようなひと(政党)に投票するとか?むずかしいけれど。

☆☆☆

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「Vintage '06」

石田衣良、角田光代、重松清、篠田節子、藤田宜永、唯川恵の6人の作家による、ワインにまつわる短編集。
好きな作家が多かったので読んでみた。(藤田さんと唯川さんだけは未読)気づいたらみんな直木賞作家だったんだけど。

それぞれに味があって面白かったけれど、やはり秀逸だったのは篠田節子さん。
フランスの見栄っ張りな大統領が世界各国の大統領を招いて晩餐会をするのだけれど、彼の政策に反対するとある一味に「ワインを人質に」とられてしまう…
ユーモアたっぷりで笑える。ワインを割る、といわれて慌てふためき、泣き喚く大統領がすごくおかしい。

あとは重松清さんがおもしろかった。せっかく夫婦二人の記念日にビンテージワインを抜いてしっとり祝おうと思っているところに、闖入者が現れてぶちこわしになり…
わたしも他人に急に来られるのがかなり嫌いな人なので主人公の気持ちがよくわかってどっぷり感情移入してしまった。

おいしい気持ちになれる一冊かな。

☆☆☆☆

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しばらく間が空きましたが

さいきん本を読んでもなかなか感想に行き着かなくて。ごめんなさい。

ちなみにいま読んでいる本は向井万起男さん(宇宙飛行士の向井千秋さんのだんなさん)著の「女房が宇宙を飛んだ」です。

このかたはお医者さん(といっても病理学の研究者)のわりには非常にくだけた、読みやすい文章をかかれる方で、しかも表現力豊か。スペースシャトルの中の様子とかこまかく眼に浮かぶように表現されていて面白い。

覚書代わりに、というかんじで最近読んだ本を(といってもこのところ読書体力がめっきり低下してあまり読んでない)列挙します。

三谷幸喜のありふれた生活「有頂天時代」 三谷幸喜 著

あいかわらず笑える。☆☆☆☆

「約束」 石田衣良 著

石田さんお初。おもわず涙してしまう短編が満載。
ただもっとさりげない話が好きな私には、多少作りこみすぎというかセンチメンタルに過ぎるというか。☆☆☆

「月の裏側」 恩田陸 著

ホラーというかミステリーというか…、とにかく不気味。
登場人物全てが信じられなくなるようなこわさ。そして結局なんだったのかが解き明かされない。読み始めるととまらない筆致はさすがです。☆☆☆☆

「毎日かあさん4 出戻り編」西原理恵子 著

やんちゃざかりの息子と娘との、そしてご主人(?)との最後の日々を描いた漫画。

思いっきり笑えてそして泣ける。☆☆☆☆

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のだめな日々

5月(も半ば過ぎたけど)なので、新緑デザインに変えてみました。うーんまぶしい!
遊びに行きたい…

そんなわたしは、10年ぶりぐらいにコミックスを大人買いするという不祥事(?)をやらかしました。
それは「のだめカンタービレ」。
面白い!
二ノ宮知子さんのセンス、好き。

というわけで、ひさびさに、少女漫画(?)の世界にはまってます。
CDまで借りてきて聴いてるし。

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「少年A~この子を生んで」

少し間が空いてしまいました。

最近読んだ本といえば「少年A~この子を生んで」。あまりこの手の本は読まないのですが、先日文庫になっていたので、おくればせながら読んでみました。
「少年Aの父母 悔恨の手記」というサブタイトルがついていますが、ほとんどは母親の手記。
彼女はふつうの教育熱心な専業主婦だったようです。父親も子煩悩といっていい。
それだけに子育ての難しさ、というものを痛感させられます。
加害者の少年はなんだかちがう次元の世界に生きていて、母親の言葉も思いもつうじていない。この子はこの世界には居場所はないと思います。

うちの息子ももう13歳だし、いろいろと考えさせられてしまいました。

しかし被害者の親ももちろんつらいけれど、一番救われないのは加害者の親かもしれない。

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訂正!

今朝、「第三舞台最後の観劇は「朝日~’91」と書きましたが、失礼!2002年の「ファントム・ペイン」観てました!20周年記念および10年封印公演。

ひとこと訂正まで。

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「読書感想文」には反対だな

学校で本を読むとなるとたいてい「感想文」を書かされる。それが嫌だった。

だって感想文を書こうと思って読むとちっとも面白くないんだもの。

読んでいても「あ、このフレーズは使えるな」とか、べつに感動しなくてもここで感動したと書けば先生に受けるかな、とかかんがえてしまって、いまひとつ本そのものを味わえない気がするのだ。

いざ書き出しても感想自体は何行かで済んでしまうので、まずはあらすじを書いて枚数を稼いだりしてね。


というわけで、うちの子供たちもとりあえず本を楽しく読んでくれればよし、と思っている。

で、最近読んだ本。

「光ってみえるもの、あれは」川上弘美著

主人公は川上さんにしてはめずらしく高校生の少年。
ちょっと変わった家庭環境に育った子なのだが本人はいたってノーマル。
彼よりも彼の友人の花田君が面白い子だった。このふたりがけっこういい関係。
長い話なのだが、読みやすい。ちょっと切れ切れに読んだせいかあまり残らなかったけど。

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最近読んだ本

「10代の子供が育つ魔法の言葉」 ドロシー・ローノルト 著

この手の本はそれほど読まないのだが、この本は前作「子供が育つ魔法の言葉」があちこちで取り上げられているので読んでみようと思いたち読む。
ただうちの子達はもう10代だが、前作はもうすこし小さい子供向けのようだったので「10代の~」のほうを。
参考になることがいろいろあった。
とくに「10代は自分探しの時期なので、親から見れば眉をひそめたくなるような行動もあるけれどおおらかに接したほうがいい」ということばにはなるほど、と思う。
ちいさいこどものうちは親の言葉に従ってくらしているが、10代になるとなんでも自分の身をもって体験してみたくなるんだそう(わたし自身はあまり冒険を好まない子供だった気がするけど)。
ただ、表面はどうあれこどもは常に親を必要とはしているので、放任するのではなく「いつでもあなたの味方よ」という気持ちだけは伝え続けたほうがよいとのこと。
わたし自身は子供たちに対してどちらかというと放任傾向にあると思うので(といっても親馬鹿なんですけど)、これは肝に命じなければ、とおもう。

「星の王子さま」 サン・テグジュペリ 著

こどもに本を買ってやろうと児童書コーナーに行ったときみつけて、衝動的に買う。いわずとしれた名作中の名作童話(ちなみにこどもには江戸川乱歩。いまはまっているので)。
読んだのは20年以上前だと思うけれど、かなりの部分をおぼえていた。いろんな場面で触れる機会が多いからだろうか。
いずれもこころに残る言葉が多いのだが、とくにきつねの言葉がよかった。
今の子供にも読ませたいけれど、今の子はもっと刺激的な話に慣れているからどうかなあ。

「蛇を踏む」 川上弘美 著

「芥川賞受賞作」だそう。
じつはいままでのわたしの乏しい経験から言って、どうも芥川賞とは相性が悪いようなのだが、いまもっとも注目している川上弘美さんの作品なのでとりあえず読んでみる。

わけのわからない話ばかり3作。
わけのわからなさ、というのにも共鳴できるわけのわからなさとほんとうにわけのわからないものと2通りあると思うけれど、はじめの2作(「蛇を踏む」「消える」)は共鳴できる。日常にリンクする話だからかもしれない。
けど3作目の「惜夜記」はほんとうに夢の中のような幻想的な世界で、わたしには共鳴できなかった。
「あとがき」で川上さんは「わたしのうそばなしのなかで遊んでいただけたらうれしいです」というようなことを書かれていて、ああ、そんなふうにその世界にはいりこめて遊べる人にはやみつきになる世界かも、とかんじた。

わたしとしては「椰子・椰子」のほうが楽しく遊べたなあ。

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最近読んだ本

「古道具 中野商店」 川上弘美著 

さいきんはまっている川上弘美さん。独特のテンションの低さが素敵。

これもいろいろとこまかい事件は起これどなんだか淡々としているのよねー。主人公も前向きなんだか後ろ向きなんだかわかんない。
でもけして陰気ではないし、読後感もいい。
しかし江國香織さんもそうだけど、こういう日常的な物語(登場人物はわりと個性的だけど)を飽きさせず読ませる筆致は尊敬にあたいする。

「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 江國香織

いいタイトルだなあー。タイトルだけで読みたくなる小説。

内容はタイトルの言葉を家訓に生きている姉妹の物語なのだけれど、「思いわずらうこと」ばかりの日々なのよね、これが。
とくに長女はDV夫に悩まされていて、かなりクラーい気持ちになった。
こういう暗さって江國さんには珍しいかも。しかしDV夫から離れられない妻ってもんが理解できないわたしは幸せもの?
個人的には三女が一番好きかな。家訓に一番ちかい生き方をしているような。

けっこうおもしろかった。

「残虐記」 桐野夏生著

じつは苦手な桐野さん。だって読後感がつらいんですもの。
これも「OUT」ほどではないけれど後味がよくなかった。なんか納得いかなかったし。

やっぱり本はここちよく読みたい。
そして生きていく(いかなければならない)日常を価値あるものと感じられるものがいい。

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最近よんだ本

忘れないために列挙してみる。

「インストール」  綿矢りさ著
 結構、おもしろかった。このひとの芥川賞受賞作が、同時受賞したもうひとつのよりは好きだったのでこちらも読んでみたのだけれど。ときどき「この感覚、わかるっ」という表現がある。

「なんとなくな日々」  川上弘美著
 このひとの小説「溺レる」を読んだときには今ひとつぴんと来なかったのだが、このエッセイはおもしろかった。こういうひと、好きだなあっておもう。

「ゆっくりさよならをとなえる」 川上弘美著
 これもエッセイ。これもよかった。のんびりした感じがわたし向きだわ。

「間宮兄弟」 江國香織著
 江國香織がすきだというわりには当たり外れもあるのだが、これは面白かった。男の子たちが主人公というのはこの人にしては異色かな。でも妙な味がある。

「ウエハースの椅子」 江國香織著
 一転こちらはちょっと…だったかな。出口のない恋愛をしたことのある人にはこの感覚わかるんでしょうが。

「ダヴィンチ・コード(上)(下)」 ダン・ブラウン著
 遅ればせながら昨年のベストセラーを。おもしろかった。キリスト教の知識がほとんどないわたしでも単なるミステリーとして楽しめた。

   

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