「格闘するものに○」
「格闘するものに○」 三浦しをん
三浦しをんさんお初。平易でユーモアのあふれる読みやすい文章。
過酷な就職戦線を、明るくつよく、時にへたれながら戦い抜く女子大生の奮闘を描く。
しかし大学生の就職活動ってほんとうにたいへんなんだね。とくに出版社などの人気企業は…何百倍という競争率を勝ち抜いていかなくてはならないなんて。
これを読むと、「もうやめたーっ」とフリーターに転向する気持ちもわからなくはないな、なんて思ってしまう。
それをやってワーキングプア地獄に陥っているひとも実際たくさんいるわけだけど。
主人公の可南子も、けっして頭が悪いわけではないし、行動力もあるし、自分をアピールする力だってあると思う。それなのに連戦連敗。
その就職戦線を勝ち抜いたはずの先輩社員は「該当するものに○」を「カクトウするものに○」なんて読んだりするような輩なのに…
選抜するもの(企業)とされるもの(学生)の上下関係ってなんだか理不尽だなあと思った。
しかしこの話に出てくるK談社の面接官みたいな人間、ほんとうにいるんでしょうか??
☆☆☆

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